ゲスト印刷機能を設定する

ゲスト印刷は、管理者による会社内でのアカウント作成を必要とせずに、ゲストユーザーがドキュメントを印刷できるようにする機能です。

ゲストは、E メールクライアントから E メールを作成し、印刷対象のドキュメントを添付し、事前に定義された E メールアドレスに送信します。管理者または会社代表者により、ドキュメント送信先の E メールアドレスがゲストに提供されます。指定された E メールアドレスに E メールを送信すると、ゲストは PIN が記載された確認用 E メールを受信します。ゲストは PIN を使用して、会社の担当者が指定したプリンタに進み、印刷することができます。

メモ：

ゲストがドキュメントを送信できるようにするには、E メールクライアントが必要です。
ゲスト印刷の ID プロバイダで、一意の ID が自動的に作成されます。この一意の ID を使用して、ゲスト印刷アクティビティに関連するレポートを生成できます。
サポートされるファイル形式は、CSV、DOC、DOCX、GIF、HTML、 JPG、ODP、ODS、ODT、PDF、 PPT、PPTX、RTF、TIFF、TXT、 XLS、XLSX です。サポートされていないファイル形式を添付すると、サポートされている形式を示す E メールを受信します。
Lexmark では、印刷ジョブに関連する情報のみが保持され、E メールに関連する情報は保持されません。
各 E メールの添付ファイルは、個別の印刷ジョブとして処理されます。

ゲスト印刷を有効にする

Print Management Web ポータルで、［管理］ > ［会社の設定］の順にクリックします。
メモ：ゲスト印刷の送信を有効にする前に、E メール送信を有効にする必要があります。E メール送信の有効化（⇒ 会社の設定を構成する）。
[全般］セクションで、[ゲストに E メール送信の使用を許可する］を選択します。
メモ：
- [ジョブごとに許可されるページ数を制限する］を選択し、ジョブごとに印刷するページ数の最大値を設定します。指定したページ数を超えるジョブは処理されません。
- ゲスト印刷を送信できるようにするには、PIN 認証を有効にする必要があります。PIN 認証が有効になっていない場合は、有効にするように求められます。PIN 認証の設定（⇒ プリンタログインを設定する）。
- 数量制限の適用とレポート作成のために、特定のコストセンターまたは部署にゲストを割り当てます。詳細については、会社の設定を構成するを参照してください。
［変更を保存する］をクリックします。

メモ：

会社管理者は、印刷ジョブの保持、PIN の長さ、PIN の有効期限に関する設定を構成できます。会社の設定は、ゲストユーザーが受信した PIN に適用されます。
ゲスト印刷ジョブの有効性は、［印刷ジョブの保持］または［PIN の有効期限］のいずれか早く終了するほうの設定値に従います。たとえば、［印刷ジョブの保持］が 6 時間に設定されていて、［PIN の有効期限］が 7 時間に設定されている場合、ジョブは 6 時間後に削除されます。

ゲスト印刷ジョブをリリースする

E メールで PIN を受信した後、ゲストは代表者が指定したプリンタに進み、次の手順を実行できます。

プリンタ操作パネルで、［PIN ログイン］をタッチします。
E メールで受信した PIN を入力し、［OK］をタッチします。
［Print Release］をタッチします。
印刷ジョブを選択し、［印刷］をタッチします。
メモ：
- 印刷ジョブを複数送信する場合、対象の印刷ジョブがすべて一覧で表示されます。
- 各添付ファイルは、個別の印刷ジョブとして表されます。
- E メールの本文を印刷するには、［E メール本文の送信を有効にする］を選択します。このオプションを有効にすると、E メールの本文は、個別の印刷ジョブとして表されます。
- 印刷ジョブごとに許可されるページ数は、会社の設定によって異なります。指定したページ数を超える印刷ジョブがある場合、ジョブはまったく処理されません。詳細については、会社の設定を構成するを参照してください。