ダイレクトプリントを使用する

ダイレクトプリント機能を使用すると、Lexmark クラウドサービスのユーザーが Lexmark プリンタに直接送信したジョブを追跡できます。ダイレクトプリントを使用すると、これらのジョブはグローバルキューを経由しなくなり、プリントリリースアプリケーションからリリースされなくなります。Lexmark 印刷管理クライアント(LPMC)がワークステーションにインストールされている場合、LPMCを使用するクラウドおよびハイブリッド送信と同じように、ユーザーは印刷ジョブを送信するときに認証情報を入力する必要があります。LPMC はユーザーレベルのデータを Lexmark クラウドサービスポータルに送信します。Lexmark クラウドサービスは、このデータを使用して、Lexmark クラウドサービスのユーザーの印刷アクティビティを追跡します。印刷ジョブは、顧客のネットワークから離れることはなく、リリースのために保留されることもありませんが、指定されたプリンタに直ちに送信され印刷されます。

インストールパッケージには、指定したプリンタに確実にジョブを送信するためのプリンタプロファイル情報が記述された設定用のXMLファイルが含まれています。この追加設定が LPMC ソフトウェアとともにワークステーションにインストールされている場合、クラウドでダイレクトプリンタが割り当てられ、ダイレクトプリントの設定バンドルがユーザーのワークステーションに展開されると、ユーザーはジョブを直接送信するプリンタを選択できます。この機能は、クラウドやハイブリッド送信でも使用することができ、エンドユーザーが使用するプリントエンドポイントやワークフローをより柔軟に許容することが可能になります。

メモ: ダイレクトプリントは Windows オペレーティングシステムでのみサポートされます。

開始する前に、次の点を確認してください。

メモ: ダイレクトプリント管理者がダイレクトプリント機能を有効にすると、構成設定が利用可能になります。

ダイレクトプリント機能の割り当てを作成する

ダイレクトプリント機能を設定するには、クラウド印刷管理およびクラウドフリート管理における管理者ロールが必要です。ダイレクトプリントを設定するには、割り当てを作成する必要があります。割り当てを作成すると、コストセンター、部署、ユーザー間で一連のプリンタの割り当てが行われます。割り当てを作成すると、部署、コストセンター、またはユーザーが、一連のプリンタでダイレクトプリント機能を使用できるようになります。

メモ:

  1. 印刷管理 Web ポータルで、[管理] > [ダイレクトプリントの割り当て]の順にクリックします。

  2. 会社の設定に応じて、次のいずれかを選択します。

    メモ:

  3. [割り当ての作成]をクリックします。

    メモ:

  4. [ダイレクトプリント割り当ての作成]ウィンドウで、以下を設定します。

    コストセンター向けの設定
    個人向けの設定
    部署向けの設定

    メモ:

  5. [割り当ての作成]をクリックします。

ダイレクトプリントパッケージをダウンロードする

  1. 印刷管理 Web ポータルの[印刷クライアント]をクリックします。

  2. [クライアントを選択]メニューから、[Windows®]を選択します。

  3. [パッケージタイプを選択]メニューから、[ダイレクトプリント]を選択します。

  4. 会社の設定に応じて、次のいずれかを選択します。

  5. ダウンロードする割り当てを選択します。

    メモ: 1 つ以上の割り当てを選択できます。
  6. [クライアントをダウンロード]をクリックします。

  7. [ダウンロード]をクリックします。

  8. メモ: パッケージは ZIP 形式でダウンロードされます。

設定ファイルの例:

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <DirectPrintConfiguration> <AllPrintSettingDetails> <PrintJobFileNameFormat>%d_%i.prn</PrintJobFileNameFormat> <APIVersion>3.0</APIVersion> <PrintSettingDetails> <LoopbackPort>9151</LoopbackPort> <LoopbackPortName>DirectPrintPort9151</LoopbackPortName> <PrintQueueName>MOJA</PrintQueueName> <DestIPAddress>10.194.8.166</DestIPAddress> <TrueUpData>false</TrueUpData> </PrintSettingDetails> <PrintSettingDetails> <LoopbackPort>9152</LoopbackPort> <LoopbackPortName>DirectPrintPort9152</LoopbackPortName> <PrintQueueName> DirectPrintQueue-10.194.17.212</PrintQueueName> <DestIPAddress>10.194.17.212</DestIPAddress> <TrueUpData>true</TrueUpData> </PrintSettingDetails> </AllPrintSettingDetails> <LPMServerSettings> <ServerIP>apis.us.iss.lexmark.com/cpm</ServerIP> <ServerPort>443</ServerPort> </LPMServerSettings> <IDPServerSettings> <ServerIP>idp.us.iss.lexmark.com</ServerIP> <ServerPort>443</ServerPort> </IDPServerSettings> <APIVersion>3.0</APIVersion> <ESFDirectPrintListenerPort>9443</ESFDirectPrintListenerPort> <DriverName>Lexmark Universal v2 XL</DriverName> </DirectPrintConfiguration>
メモ: 設定の詳細については、『Lexmark 印刷管理クライアント設定ガイド』を参照してください。

ダイレクトプリント送信を使用する場合、プリンタにデバイス使用量 eSF アプリケーションの正しいバージョンがインストールされていないと、分析データは他のユーザー関連の印刷データと同じように表示されません。この場合、データは以下のように異なって表示されます。

ダイレクトプリントパッケージをインストールする

ユーザー個人のワークステーションにパッケージをインストールする必要があります。

  1. zipで圧縮されたフォルダを展開します。

    メモ: 1 つの割り当てに関するダイレクトプリントパッケージをダウンロードした場合、このフォルダには 1 つの実行ファイルと 1 つの XML 設定ファイルが含まれます。複数の割り当てに関するダイレクトプリントパッケージをダウンロードした場合、このフォルダには 1 つの実行ファイルと複数のフォルダが含まれます。複数のフォルダにはそれぞれ DirectPrintConfiguration.xml ファイルが含まれます。割り当てを同時にダウンロードすると、各割り当てに 1 つのフォルダが含まれています。この実行ファイルは、設定用の XML ファイルと一緒に使用する必要があります。
  2. インストールパッケージから、lpmc Windows インストーラファイルを実行します。

  3. 使用許諾書に同意します。

  4. [インストール]をクリックします。

  5. [終了]をクリックします。